センター試験の化学Ⅰの演習問題を紹介しています。このページは,混合気体の完全燃焼の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学Ⅰ」~
問題情報
単元 | 混合気体の完全燃焼 |
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年度 | 2014年度 |
問題番号 | 化学Ⅰ-第1問-問5 |
配点 | 4 |
計算問題 | ○ |
難易度 | 普通 |
正解
⑤ 15
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解説
混合気体を燃やすような,2種類以上の反応が同時に起こる場合,化学反応式を分けて書く必要があります。
2H2 + O2 → 2H2O
CH4 + 2O2 → CO2 + 2H2O
同温・同圧で考えたとき,体積と物質量は比例します。水素とメタンの物質量比が2:1なら体積比も2:1です。よって,水素が2.0L,メタンが1.0Lあることになります。
また,化学反応式の係数比は,体積の比として扱うこともできます。よって,2.0Lの水素を完全燃焼させるには,1.0Lの酸素が必要です。また,1.0Lのメタンを完全燃焼させるには,2.0Lの酸素が必要です。合わせて,酸素は3.0L必要であることが分かります。
最後に,3.0Lの酸素を含む空気の体積を求めます。空気に含まれる酸素の体積の割合が20%なので,空気の体積をV〔L〕とおくと,次のように求めることができます。
=20% ⇒ V=15
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問題 | ![]() |
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ワードファイル | ![]() |