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アルミニウムAlについて

 アルミニウムは、ボーキサイトから製錬して得ることができます。1855年のパリ万博では「粘土から得た銀」として展示されました。電気分解を利用して生産され、このとき多くの電気を消費することから、アルミニウムは電気の缶詰などと言われることがあります。

 アルミニウムは酸、塩基(アルカリ)の両方と反応することができます。そのため、両性金属に分類されています。また、通常は磁石に反応しませんが、アルミニウムを水に浮かべて強力なネオジム磁石を近づけると遠ざかっていきます。これは、アルミニウムが反磁性という性質を持っているためです。

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アルミニウムAl(元素)のデータ

元素名(日本語)アルミニウム元素名(英語)aluminium
原子番号13元素記号Al
周期表の位置第3周期-13族分類典型金属元素
原子量26.9815386クラーク数7.56%
電子配置[Ne] 3s2 3p1電子殻K2 L8 M3
ファンデルワールス半径0.184nm原子半径0.143nm
共有結合半径0.121nm主な酸化数0,+1,+2,+3
第一イオン化エネルギー577.5kJ/mol電子親和力0.46eV
電気陰性度(ポーリング)1.61発見年1807年
発見者ハンフリー・デービー(イギリス)
元素名・元素記号の由来alumen(ラテン語で「ミョウバン」)

アルミニウムの単体Alのデータ

常温・常圧における状態固体銀白色
融点660.32℃沸点2519℃
融解熱10.71kJ/mol蒸発熱294.0kJ/mol
結晶構造面心立方構造密度2.70g/cm3
蒸気圧2.42×10-6Pa熱容量24.200J/(mol・K)

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第1周期HHe
第2周期LiBeBCNOFNe
第3周期NaMgAlSiPSClAr
第4周期KCaScTiVCrMnFeCoNiCuZnGaGeAsSeBrKr
第5周期RbSrYZrNbMoTcRuRhPdAgCdInSnSbTeIXe
第6周期CsBaランHfTaWReOsIrPtAuHgTlPbBiPoAtRn
第7周期FrRaアクRfDbSgBhHsMtDsRgCnUutFlUupLvUusUuo
ランタノイドLaCePrNdPmSmEuGdTbDyHoErTmYbLu
アクチノイドAcThPaUNpPuAmCmBkCfEsFmMdNoLr
金属元素の背景色
アルカリ金属,アルカリ土類金属
その他の典型金属元素,遷移金属元素
非金属元素の背景色
ハロゲン,希ガス
その他の非金属元素
□不明
マグネシウムMgページトップケイ素Si