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ヒ素Asについて

 ヒ素は、周期表においてリンの下に位置しています。そこからもわかるように、リンとよく似た性質をもっています。単体のヒ素には、灰色ヒ素、黄色ヒ素、黒色ヒ素の同素体が知られています。

 海藻や魚介類は、比較的多くのヒ素を含んでいます。1998年の和歌山毒物カレー事件でその毒性が注目を集めましたが、海藻や魚介類に含まれているヒ素は毒性の低い化合物です。

 また、ヒ素の化合物の1つである三酸化二ヒ素は、白血病の一種である急性前骨髄球性白血病の治療薬や歯の神経を壊死させる薬として用いられています。

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ヒ素As(元素)のデータ

元素名(日本語)ヒ素元素名(英語)arsenic
原子番号33元素記号As
周期表の位置第4周期-15族分類典型非金属元素
原子量74.92160クラーク数0.0005%
電子配置[Ar] 4s2 3d10 4p3電子殻K2 L8 M18 N5
ファンデルワールス半径0.185nm原子半径0.119nm
共有結合半径0.119nm主な酸化数-3,0,+1,+2,+3,+5
第一イオン化エネルギー947.0kJ/mol電子親和力0.8eV
電気陰性度(ポーリング)2.18発見年13世紀
発見者アルベルトゥス・マグヌス(ドイツ)
元素名・元素記号の由来arsenikos(ギリシャ語で「強く毒を作用する」)

ヒ素の単体As(灰色ヒ素)のデータ

常温・常圧における状態固体灰色
昇華点615℃
融解熱24.44kJ/mol蒸発熱34.76kJ/mol
結晶構造菱面体晶密度5.727g/cm3
蒸気圧1Pa(553K)熱容量24.64J/(mol・K)

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第1周期HHe
第2周期LiBeBCNOFNe
第3周期NaMgAlSiPSClAr
第4周期KCaScTiVCrMnFeCoNiCuZnGaGeAsSeBrKr
第5周期RbSrYZrNbMoTcRuRhPdAgCdInSnSbTeIXe
第6周期CsBaランHfTaWReOsIrPtAuHgTlPbBiPoAtRn
第7周期FrRaアクRfDbSgBhHsMtDsRgCnUutFlUupLvUusUuo
ランタノイドLaCePrNdPmSmEuGdTbDyHoErTmYbLu
アクチノイドAcThPaUNpPuAmCmBkCfEsFmMdNoLr
金属元素の背景色
アルカリ金属,アルカリ土類金属
その他の典型金属元素,遷移金属元素
非金属元素の背景色
ハロゲン,希ガス
その他の非金属元素
□不明
ゲルマニウムGeページトップセレンSe