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イットリウムYについて

　イットリウムは希土類（レアアース）の一つです。希土類元素の歴史は、イットリウムの発見から始まりました。イットリウムは、ガドリン石やモナズ石、ゼノタイムなどの花崗岩に含まれています。

　イットリウムを含む鉄酸化物は、磁石として利用されています。また、アルミニウムとの酸化物の結晶はYAG（イットリウム-アルミニウム-ガーネット）とよばれ、強い固体レーザー源として有名です。

　イットリウムを添加した二酸化ジルコニウムは、ダイヤモンドに似た輝きと硬度をもっているため、人工宝石として用いられています。

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イットリウムY（元素）のデータ

元素名（日本語）イットリウム元素名（英語）yttrium
原子番号39元素記号Y
周期表の位置第5周期－3族分類遷移金属元素
原子量88.90585クラーク数0.003%
電子配置[Kr] 4d1 5s2電子殻K2 L8 M18 N9 O2
ファンデルワールス半径不明原子半径0.180nm
共有結合半径0.190nm主な酸化数0，＋1，＋2，＋3
第一イオン化エネルギー1600kJ/mol電子親和力不明
電気陰性度（ポーリング）1.22発見年1787年
発見者ヨハン・ガドリン（フィンランド）
元素名・元素記号の由来Ytterby（スウェーデンの村名の「イッテルビー」）

イットリウムの単体Yのデータ

常温・常圧における状態固体色銀白色
融点1526℃沸点3336℃
融解熱11.42kJ/mol蒸発熱365kJ/mol
結晶構造六方最密構造密度4.472g/cm3
蒸気圧5.31Pa（1799K）熱容量26.53J/（mol・K）

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第１周期HHe
第２周期LiBeBCNOFNe
第３周期NaMgAlSiPSClAr
第４周期KCaScTiVCrMnFeCoNiCuZnGaGeAsSeBrKr
第５周期RbSrYZrNbMoTcRuRhPdAgCdInSnSbTeIXe
第６周期CsBaﾗﾝHfTaWReOsIrPtAuHgTlPbBiPoAtRn
第７周期FrRaｱｸRfDbSgBhHsMtDsRgCnUutFlUupLvUusUuo
ランタノイドLaCePrNdPmSmEuGdTbDyHoErTmYbLu
アクチノイドAcThPaUNpPuAmCmBkCfEsFmMdNoLr
金属元素の背景色
■アルカリ金属，■アルカリ土類金属
■その他の典型金属元素，■遷移金属元素		非金属元素の背景色
■ハロゲン，■希ガス
■その他の非金属元素		□不明
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