ルテニウムRu｜周期表と元素データ【高校化学Net参考書】

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ルテニウムRuについて

　ルテニウムは地殻中の存在量が少ない元素で、年間の生産量は12トン程度です。ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金の6元素は物理的性質がよく似ているため、白金族元素と呼ばれています。

　ルテニウムはハードディスクに使われていて、容量の増大に貢献しています。また、ルテニウムとオスミウムの合金は、万年筆のペン先に用いられています。

　工業的には、天然ガスからアンモニアをつくるときの触媒や、メタノールから酢酸をつくるときの触媒などとして用いられています。

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ルテニウムRu（元素）のデータ

元素名（日本語）	ルテニウム	元素名（英語）	ruthenium
原子番号	44	元素記号	Ru
周期表の位置	第5周期－8族	分類	遷移金属元素
原子量	101.07	クラーク数	5×10^－7%
電子配置	[Kr] 4d⁷ 5s¹	電子殻	K2 L8 M18 N15 O1
ファンデルワールス半径	不明	原子半径	0.134nm
共有結合半径	0.146nm	主な酸化数	－2，0，＋1，＋2，＋3，＋4，＋6，＋7，＋8
第一イオン化エネルギー	710.2kJ/mol	電子親和力	1.1eV
電気陰性度（ポーリング）	2.3	発見年	1844年
発見者	カール・エルンスト・クラウス（ロシア）
元素名・元素記号の由来	Ruthenia（ラテン語で地名の「ルテニア（ロシアの語源でもある）」）

ルテニウムの単体Ruのデータ

常温・常圧における状態	固体	色	銀白色
融点	2334℃	沸点	4150℃
融解熱	38.59kJ/mol	蒸発熱	591.6kJ/mol
結晶構造	六方最密構造	密度	12.45g/cm³
蒸気圧	1.4Pa（2523K）	熱容量	24.06J/（mol・K）

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	１族	２族	３族	４族	５族	６族	７族	８族	９族	１０族	１１族	１２族	１３族	１４族	１５族	１６族	１７族	１８族
第１周期	H																	He
第２周期	Li	Be											B	C	N	O	F	Ne
第３周期	Na	Mg											Al	Si	P	S	Cl	Ar
第４周期	K	Ca	Sc	Ti	V	Cr	Mn	Fe	Co	Ni	Cu	Zn	Ga	Ge	As	Se	Br	Kr
第５周期	Rb	Sr	Y	Zr	Nb	Mo	Tc	Ru	Rh	Pd	Ag	Cd	In	Sn	Sb	Te	I	Xe
第６周期	Cs	Ba	ﾗﾝ	Hf	Ta	W	Re	Os	Ir	Pt	Au	Hg	Tl	Pb	Bi	Po	At	Rn
第７周期	Fr	Ra	ｱｸ	Rf	Db	Sg	Bh	Hs	Mt	Ds	Rg	Cn	Uut	Fl	Uup	Lv	Uus	Uuo
ランタノイド			La	Ce	Pr	Nd	Pm	Sm	Eu	Gd	Tb	Dy	Ho	Er	Tm	Yb	Lu
アクチノイド			Ac	Th	Pa	U	Np	Pu	Am	Cm	Bk	Cf	Es	Fm	Md	No	Lr
金属元素の背景色 ■アルカリ金属，■アルカリ土類金属 ■その他の典型金属元素，■遷移金属元素									非金属元素の背景色 ■ハロゲン，■希ガス ■その他の非金属元素							□不明

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