テルルTe｜周期表と元素データ【高校化学Net参考書】

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テルルTeについて

　テルルは、地殻中に5×10⁷%含まれています。銅を精錬するときの副産物として得られ、年間の生産量は約220トンです。

　テルルをゴムに添加すると、劣化が遅くなったり耐油性が向上したりします。また、陶磁器やガラスなどの色素や光検出器、半導体素子などに用いられています。

　テルルは植物によって濃縮されることがあり、ニンニクや玉ねぎに多く含まれています。毒性はほとんどありませんが、亜テルル酸ナトリウムなどの有害な化合物もあります。

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テルルTe（元素）のデータ

元素名（日本語）	テルル	元素名（英語）	tellurium
原子番号	52	元素記号	Te
周期表の位置	第5周期－16族	分類	典型非金属元素
原子量	127.60	クラーク数	2×10^－7%
電子配置	[Kr] 4d¹⁰ 5s² 5p⁴	電子殻	K2 L8 M18 N18 O6
ファンデルワールス半径	0.206nm	原子半径	0.140nm
共有結合半径	0.138nm	主な酸化数	－2，0，＋2，＋4，＋5，＋6
第一イオン化エネルギー	869.3kJ/mol	電子親和力	1.9708eV
電気陰性度（ポーリング）	2.1	発見年	1782年
発見者	フランツ＝ヨーゼフ・ミュラー・フォン・ライヒェンシュタイン（オーストリア）
元素名・元素記号の由来	Tellus（ラテン語で「地球」）

テルルの単体Teのデータ

常温・常圧における状態	固体	色	銀白色
融点	449.51℃	沸点	988℃
融解熱	17.49kJ/mol	蒸発熱	114.1kJ/mol
結晶構造	六方最密構造	密度	6.24g/cm³
蒸気圧	23.1Pa（272.65K）	熱容量	25.73J/（mol・K）

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	１族	２族	３族	４族	５族	６族	７族	８族	９族	１０族	１１族	１２族	１３族	１４族	１５族	１６族	１７族	１８族
第１周期	H																	He
第２周期	Li	Be											B	C	N	O	F	Ne
第３周期	Na	Mg											Al	Si	P	S	Cl	Ar
第４周期	K	Ca	Sc	Ti	V	Cr	Mn	Fe	Co	Ni	Cu	Zn	Ga	Ge	As	Se	Br	Kr
第５周期	Rb	Sr	Y	Zr	Nb	Mo	Tc	Ru	Rh	Pd	Ag	Cd	In	Sn	Sb	Te	I	Xe
第６周期	Cs	Ba	ﾗﾝ	Hf	Ta	W	Re	Os	Ir	Pt	Au	Hg	Tl	Pb	Bi	Po	At	Rn
第７周期	Fr	Ra	ｱｸ	Rf	Db	Sg	Bh	Hs	Mt	Ds	Rg	Cn	Uut	Fl	Uup	Lv	Uus	Uuo
ランタノイド			La	Ce	Pr	Nd	Pm	Sm	Eu	Gd	Tb	Dy	Ho	Er	Tm	Yb	Lu
アクチノイド			Ac	Th	Pa	U	Np	Pu	Am	Cm	Bk	Cf	Es	Fm	Md	No	Lr
金属元素の背景色 ■アルカリ金属，■アルカリ土類金属 ■その他の典型金属元素，■遷移金属元素									非金属元素の背景色 ■ハロゲン，■希ガス ■その他の非金属元素							□不明

←アンチモンSb

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