センター試験の化学の演習問題を紹介しています。このページは,結合エネルギーの解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学」~
問題情報
年度 | 2015年度 |
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試験 | 本試験-化学 |
問題 | 第2問-問1 |
単元 | 結合エネルギー |
配点 | 3点 |
計算問題 | ○ |
難易度 | 普通 |
正解
③ 432
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解説
与えられた反応熱と求める反応熱(Q〔kJ/mol〕)について,熱化学方程式で表し,連立方程式を解くことでQを求めます。
結合エネルギーは正の値で与えられていますが,実際は吸熱反応です。熱化学方程式では負の値にすることに注意しましょう。
HClの生成熱 H2 + Cl2 = HCl + 92.5kJ ・・・(1)
H-Hの結合エネルギー H2 = 2H - 436kJ ・・・(2)
Cl-Clの結合エネルギー Cl2 = 2Cl - 243kJ ・・・(3)
H-Clの結合エネルギー HCl = H + Cl - Q〔kJ〕 ・・・(4)
連立方程式の解法は人それぞれですが,私は代入法が考えやすいと思います。
(1)に(2),(3),(4)を代入して,Q=432と求められます。
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問題 | |
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