センター試験の化学の演習問題を紹介しています。このページは,電子配置の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学」~
問題情報
年度 | 2016年度 |
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試験 | 本試験-化学 |
問題 | 第1問-問1 |
単元 | 電子配置 |
配点 | 3点 |
計算問題 | × |
難易度 | 易しい |
正解
④ K+
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解説
電子配置が同じであるためには,電子数が等しい必要があります。アルゴン原子の電子数は,陽子数と同じ18個です。
イオンの電子数を求めるとき,原子番号から陽子数を確認し,電荷から増減した電子の数を考慮して求めます。
① Al3+ ・・・ Alの原子番号は13なので,陽子数は13です。
電荷が3+なので,電子は陽子よりも3個少ないことがわかります。
よって,Al3+の電子数は 13 - 3 = 10個 です。
② Br- ・・・ Brの原子番号は35なので,陽子数は35です。
電荷が-なので,電子は陽子よりも1個多いことがわかります。
よって,Br-の電子数は 35 + 1 = 36個 です。
③ F- ・・・ Fの原子番号は9なので,陽子数は9です。
電荷が-なので,電子は陽子よりも1個多いことがわかります。
よって,F-の電子数は 9 + 1 = 10個 です。
④ K+ ・・・ Kの原子番号は19なので,陽子数は19です。
電荷が+なので,電子は陽子よりも1個少ないことがわかります。
よって,K+の電子数は 19 - 1 = 18個 です。
⑤ Mg2+ ・・・ Mgの原子番号は12なので,陽子数は12です。
電荷が2+なので,電子は陽子よりも2個少ないことがわかります。
よって,Mg2+の電子数は 12 - 2 = 10個 です。
⑥ Na+ ・・・ Naの原子番号は11なので,陽子数は11です。
電荷が+なので,電子は陽子よりも1個少ないことがわかります。
よって,Na+の電子数は 11 - 1 = 10個 です。
⑦ O2- ・・・ Oの原子番号は8なので,陽子数は8です。
電荷が2-なので,電子は陽子よりも2個多いことがわかります。
よって,O2-の電子数は 8 + 2 = 10個 です。
⑧ Zn2+ ・・・ Znの原子番号は30なので,陽子数は30です。
電荷が2+なので,電子は陽子よりも2個少ないことがわかります。
よって,Zn2+の電子数は 30 - 2 = 28個 です。
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