センター試験の化学の演習問題を紹介しています。このページは,元素の周期表の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学」~
問題情報
年度 | 2016年度 |
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試験 | 本試験-化学 |
問題 | 第3問-問4 |
単元 | 元素の周期表 |
配点 | 4点 |
計算問題 | × |
難易度 | 普通 |
正解
③ ウおよびケの硫酸塩は,どちらも水に難溶性である。
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解説
このような問題では,周期表の位置から元素ア~サを特定してから考えましょう。
ア:ホウ素B
イ:炭素C
ウ:マグネシウムMg
エ:アルミニウムAl
オ:ケイ素Si
カ:リンP
キ:硫黄S
ク:塩素Cl
ケ:カルシウムCa
コ:臭素Br
サ:ヨウ素I
① ア(ホウ素B)は非金属元素であり,エ(アルミニウムAl)は金属元素です。
② イ(炭素C)の単体のうちダイヤモンドは,オ(ケイ素Si)の単体と同じような原子配列をした共有結合の結晶となります。
③ ウ(マグネシウムMg)およびケ(カルシウムCa)の硫酸塩のうち,硫酸マグネシウムMgSO4は水に溶けやすい塩です。よって,どちらも水に難溶性というのは誤りです。
④ カ(リンP)およびキ(硫黄S)の酸化物を水に加えると,十酸化四リンP4O10や二酸化硫黄SO2,三酸化硫黄SO3など,酸性水溶液が得られます。
⑤ ク(塩素Cl),コ(臭素Br),サ(ヨウ素)のそれぞれと銀のみからなる1:1の組成の化合物は,いずれも水に難溶性です。ハロゲン化銀のうち,フッ化銀AgFは水に溶けやすい塩です。
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問題 | |
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