センター試験の化学Ⅰの演習問題を紹介しています。このページは,元素の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学Ⅰ」~
問題情報
単元 | 元素 |
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年度 | 2006年度 |
問題番号 | 化学Ⅰ-第1問-問5 |
配点 | 4 |
計算問題 | × |
難易度 | 易しい |
正解
⑤ 遷移元素には,同じ元素でもいろいろな酸化数をとるものが多い。
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解説
① 典型元素には,金属元素も非金属元素もあります。一方,遷移元素には,金属元素しかありません。
② アルカリ土類金属は,すべて典型元素です。ちなみに,BeとMgはアルカリ土類金属ではありません。これは,炎色反応を示さなかったり,水酸化物が弱塩基だったりと,性質が異なるためです。
③ アルカリ金属は,1つの価電子をもっています。この1つの価電子を放出して陽イオンになるため,2価ではなく1価の陽イオンになります。
④ 17族の元素(ハロゲン)は,7つの価電子をもっています。あと1つの電子を受け取ることで,安定な希ガスの電子配置になります。そのため,陽イオンではなく,1価の陰イオンになります。
⑤ 鉄のイオンにはFe2+とFe3+があり,銅のイオンにはCu+とCu2+があります。また,Mn,Mn2+,MnO2,MnO4-のように,3つ以上の酸化数をとるものも多く存在しています。
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問題 | |
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