センター試験の化学Ⅰの演習問題を紹介しています。このページは,反応熱の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学Ⅰ」~
問題情報
単元 | 反応熱 |
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年度 | 2006年度 |
問題番号 | 化学Ⅰ-第2問-問2 |
配点 | a-4,b-3 |
計算問題 | ○ |
難易度 | 普通 |
正解
a ③ 0.5
b ② 18
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解説
a アセチレンの物質量をn〔mol〕とおくと,水素の物質量は(1-n)〔mol〕です。この物質量のアセチレンを燃焼したときに生じる熱量は,1300kJ/mol × n〔mol〕で,水素も同様に,300kJ/mol × (1-n)〔mol〕となります。この合計が800kJなので,
1300 × n + 300 × (1-n) = 800
より,n = 0.5 です。
b アセチレンの燃焼は,次の式で表されます。
2C2H2 + 5O2 → 4CO2 + 2H2O
係数の比から,1molのアセチレンを燃焼すると,1molの水が生じます。この問題では0.5molのアセチレンを燃焼しているので,生じた水の物質量は0.5molです。
また,水素の燃焼は,次の式で表されます。
2H2 + O2 → 2H2O
係数の比から,1molの水素を燃焼すると,1molの水が生じます。アセチレンと水素の物質量が1.0molで,アセチレンの物質量が0.5molなので,水素の物質量は0.5molです。よって,生じた水の物質量は0.5molです。
これらをあわせると,水は1mol生じたことがわかります。また,水の分子量は18なので,1molで18gです。よって,生じた水の質量は18gとなります。
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問題 | |
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