センター試験の化学Ⅰの演習問題を紹介しています。このページは,化学反応の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学Ⅰ」~
問題情報
単元 | 化学反応 |
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年度 | 2007年度 |
問題番号 | 化学Ⅰ-第1問-問5 |
配点 | 4 |
計算問題 | × |
難易度 | 普通 |
正解
③ 高温のてんぷら油に水滴を落とすと,油が激しく飛び散ることがある。
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解説
① 塩素系の洗剤には次亜塩素酸ナトリウムNaClOが含まれています。他の酸性の洗剤と混ぜたときに次の変化が起こり,有毒な塩素Cl2が発生してしまいます。
NaClO + 2HCl → NaCl + H2O + Cl2
② 不完全燃焼により,有毒な一酸化炭素COが発生することがあります。
③ 水滴が沸騰するときに,油が激しく飛び散ります。これは化学変化ではなく,状態変化なので誤りです。水も水蒸気も化学式はH2Oです。化学式が変化しなければ,化学反応ではありません。
④ 換気扇のスイッチを入れたとき発生する火花によって,部屋に充満したガスが燃える可能性があります。
⑤ 酸化カルシウム(生石灰)CaOは,水と反応して水酸化カルシウムCa(OH)2を生じます。このときに発熱して高温になります。
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問題 | |
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