センター試験の化学Ⅰの演習問題を紹介しています。このページは,酸と塩基の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学Ⅰ」~
問題情報
単元 | 酸と塩基 |
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年度 | 2007年度 |
問題番号 | 化学Ⅰ-第2問-問3 |
配点 | 各3 |
計算問題 | × |
難易度 | 普通 |
正解
④ 弱塩基を強酸で滴定するときには,フェノールフタレインを指示薬として用いることができる。
⑥ 希硫酸の電離度は,希塩酸の電離度の2倍である。
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解説
④ 弱塩基を用いると,pHが中性よりになります。すると,中和滴定の終点付近の大きなpH変化が起こる前に,フェノールフタレインの変色域に入ってしまいます。そのため,色の変化と終点までの滴下量が対応せず,正確な値を求めることが出来なくなってしまいます。
⑥ 希硫酸と希塩酸はどちらもほぼすべて電離している強酸です。そのため,どちらも電離度は1に近い値です。酸の価数は希硫酸が2倍ですが,電離度はほぼ同じです。
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問題 | |
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