問題情報

単元三重結合
イオン化エネルギー
純物質
年度2008年度
問題番号化学Ⅰ-第1問-問1
配点a‐3,b‐3,c‐3
計算問題×
難易度普通

正解

a ① N2

b ④ Ar

c ① ナフサ

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解説

a 原子の種類ごとに,共有結合できる数がある程度決まっています。その数を原子価といいます。

原子の種類NOClCH
原子価32141

 原子価を満たすように原子を組み合わせると,選択肢の物質は次のような構造式で表すことが出来ます。


窒素の構造式酸素の構造式塩素の構造式
① 窒素N2

② 酸素O2

③ 塩素Cl2

エチレンの構造式過酸化水素の構造式
④ エチレンC2H4⑤ 過酸化水素H2O2

b イオン化エネルギー(第一イオン化エネルギー)は,「原子から1個の電子を取り去って,1価の陽イオンにするために必要なエネルギー」です。プラスの電気をもつ原子核からマイナスの電気をもつ電子を取り去るわけですから,引き合う力に対抗するためエネルギーを使います。つまり,陽イオンになりやすい原子ほど,イオン化エネルギー(第一イオン化エネルギー)は小さくていいということになります。イオン化エネルギー(第一イオン化エネルギー)が最も大きいのは,最も陽イオンになりにくいAr(希ガス)です。

c ナフサは,石油の留分のうち沸点が35~180℃程度のものをさします。いろんな種類の炭化水素からなる混合物です。

 ミョウバンはAlK(SO42・12H2Oで表される物質です。2種類の陽イオンをもつ「複塩」ですが,純物質であることには変わりありません。もちろん,硫酸銅(Ⅱ)五水和物とともに結晶水(水和水)をもっていますが,これも関係ありません。

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問題三重結合,イオン化エネルギー,純物質の問題
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