問題情報

単元酸化数
年度2008年度
問題番号化学Ⅰ-第2問-問3
配点4
計算問題
難易度易しい

正解

⑤ b・d

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解説

 酸化数は,酸化還元反応の基本です。確実に求められるように練習しておきましょう。基本的には,次のようにまとめることができます。

・単体の酸化数は0
・化合物中の水素原子の酸化数は+1,酸素原子の酸化数は-2
・化合物中の酸化数の総和は0
・イオン中の酸化数の総和は,イオンの電荷

 例外として,過酸化水素H2O2中の酸素原子の酸化数は-1,金属の水素化物中の水素原子の酸化数は-1です。

a CaCO3は,金属元素と非金属元素の化合物なので,イオン結晶です。Ca2+とCO32-からできている物質なので,CO32-で考えます。
   x×1 + (-2)×3 = -2  ⇒  x = +4

b NaNO3は,金属元素と非金属元素の化合物なので,イオン結晶です。NaとNO3からできている物質なので,NO3で考えます。
   x×1 + (-2)×3 = -1  ⇒  x = +5

c K2Cr2O7は,金属元素と非金属元素の化合物なので,イオン結晶です。KとCr2O72-からできている物質なので,Cr2O72-で考えます。酸化数は,原子1個当たりの値だということに注意が必要です。
   x×2 + (-2)×7 = -2  ⇒  x = +6

d リン酸H3PO4中のリン原子の酸化数は,次のように求めることが出来ます。
   (+1)×3 + x×1 + (-2)×4 = 0  ⇒  x = +5

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