センター試験の化学Ⅰの演習問題を紹介しています。このページは,ハロゲンの解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学Ⅰ」~
問題情報
単元 | ハロゲン |
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年度 | 2008年度 |
問題番号 | 化学Ⅰ-第3問-問2 |
配点 | 4 |
計算問題 | × |
難易度 | 易しい |
正解
② 単体の酸化力は,Cl2<Br2<I2の順に強い。
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解説
① ハロゲンの単体は,極性(電気的な偏り)をもたない無極性分子です。無極性分子は,分子量が大きいものほど融点や沸点が高くなります。周期表の下に行くほど原子量が大きくなるので,Cl2<Br2<I2の順に融点や沸点は高いです。
② ハロゲンの単体の酸化力は,周期表の上に行くほど強くなります。②の記述の順とは逆が正しいです。
③ ハロゲン化銀は,フッ化銀AgFだけが例外的に水に溶けやすいです。その他のハロゲン化銀は,いずれも水に溶けにくいです。
④ ハロゲン化銀は,光によって分解して銀を析出します。中でも,臭化銀AgBrは写真に利用されているため重要です。
⑤ ハロゲン化水素は,フッ化水素HFだけが例外的に弱酸です。その他のハロゲン化水素は,いずれも強酸です。
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問題 | |
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