センター試験の化学Ⅰの演習問題を紹介しています。このページは,原子の構成の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学Ⅰ」~
問題情報
| 単元 | 原子の構成 |
|---|---|
| 年度 | 2010年度 |
| 問題番号 | 化学Ⅰ-第1問-問4 |
| 配点 | 4 |
| 計算問題 | ○ |
| 難易度 | 易しい |
正解
② a=b>c
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解説
イオンになっていなければ,陽子の数aと電子の数bは必ず等しくなります。また,1Hは中性子をもっておらず,16Oは陽子の数と中性子の数が同じなので,これらの原子からできている水分子H2Oは,中性子の数が陽子の数よりも少なくなります。
以下,具体的な値を求めてみます。
陽子数は原子番号と同じ数値となる,各元素に固有の値です。水素は原子番号1なので陽子1個,酸素は原子番号8なので陽子8個をもっています。1個の水分子H2O中には
1×2 + 8×1 = 10
より,10個の陽子が含まれています。
電子数は,イオンになっていなければ,陽子の数と同じになります。よって,1個の水分子H2O中には10個の電子が含まれています。ちなみに,1価の陰イオンなら電子が1個増えている,2価の陽イオンなら電子が2個減っている,というように考えることが出来ます。
質量数=陽子数+中性子数 より,中性子数=質量数-陽子数 です。
水素は原子番号1なので,質量数1の水素原子1Hには,
1(質量数)-1(陽子数)=0
より,中性子が含まれていません。
また,酸素は原子番号6なので,質量数16の酸素原子16Oには,
16(質量数)-8(陽子数)=8
より,中性子が8個含まれています。
よって,1個の水分子H2O中には
0×2 + 8×1 = 8
より,8個の中性子が含まれています。
陽子数a=10,電子数b=10,中性子数c=8より,a=b>cの関係が成り立ちます。
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| 問題 | |
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| ワードファイル | ![]() |
