センター試験の化学Ⅰの演習問題を紹介しています。このページは,密度の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学Ⅰ」~
問題情報
単元 | 密度 |
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年度 | 2012年度 |
問題番号 | 化学Ⅰ-第1問-問4 |
配点 | 4 |
計算問題 | ○ |
難易度 | 普通 |
正解
④ 810
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解説
二酸化炭素とドライアイスの1molの体積をそれぞれ求めて,二酸化炭素の体積をドライアイスの体積で割ることで求めることが出来ます。
標準状態における二酸化炭素1molの体積は,22.4Lです。1L=1000cm3ですから,22.4L=22400cm3となります。
ドライアイスの分子式はCO2ですから,分子量は44です。よって,1molの質量は44gです。質量〔g〕を密度〔g/cm3〕で割ることで体積〔cm3〕を求めることが出来ます。密度が1.6g/cm3ですから,体積は次のように求められます。
44g ÷ 1.6g/cm3 = 27.5cm3
ここで,二酸化炭素の体積(22400cm3)をドライアイスの体積(27.5cm3)で割ることで何倍の体積になったのかを求めます。
22400cm3 ÷ 27.5cm3 = 814.5・・・
よって,およそ810倍となります。
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問題 | |
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