センター試験の化学Ⅰの演習問題を紹介しています。このページは,第2族元素の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学Ⅰ」~
問題情報
単元 | 第2族元素 |
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年度 | 2012年度 |
問題番号 | 化学Ⅰ-第3問-問6 |
配点 | 4 |
計算問題 | × |
難易度 | 易しい |
正解
③ MgSO4は水に溶けにくい。
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解説
マグネシウムとカルシウムはどちらも第2族に属していますが,性質の異なる点がいくつかあります。性質が異なるため,周期表の第2族のうち,上の2つ(ベリリウムNeとマグネシウムMg)はアルカリ土類金属に含まれません。マグネシウムとカルシウムの比較は,重要なポイントです。
①,② マグネシウムはアルカリ土類金属に比べて反応性が低く,常温の水とは反応しません。アルカリ土類金属であるカルシウムは,常温の水と反応します。
③ アルカリ土類金属は硫酸塩が水に溶けにくいのですが,アルカリ土類金属ではないマグネシウムの硫酸塩は水によく溶けます。MgSO4が水に溶けにくいというのは誤りです。
④ 炭酸塩は水に溶けにくいものが多くあります。炭酸カルシウムCaCO3も水に溶けにくい塩です。石灰水の白濁も,CaCO3が原因です。
⑤ アルカリ土類金属は炎色反応を示しますが,アルカリ土類金属ではないマグネシウムは炎色反応を示しません。
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問題 | |
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