センター試験の化学Ⅰの演習問題を紹介しています。このページは,エチレンの反応の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学Ⅰ」~
問題情報
単元 | エチレンの反応 |
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年度 | 2012年度 |
問題番号 | 化学Ⅰ-第4問-問6 |
配点 | 3 |
計算問題 | × |
難易度 | 普通 |
正解
⑥
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解説
エチレンCH2=CH2は最も炭素数の小さいアルケンで,二重結合をもつため付加反応が起こります。リン酸触媒を用いて水H2Oを付加すると,水が「-H」と「-OH」に分かれてエチレンの炭素原子にそれぞれ結合します。その結果,エタノールC2H5OHが生成するので,化合物Aはエタノールだと判断できます。
エチレン | エタノール |
エチレンから化合物Bをつくる反応は,アセトアルデヒドCH3CHOの工業的製法です。頻出ではありませんが,センター試験で高得点を狙うなら覚えておきましょう。エタノールの酸化で考えると,一段階目の酸化で生じるアセトアルデヒドなのか,さらに酸化されて生じる酢酸なのかが決定できません。
アセトアルデヒド | 酢酸 |
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問題 | |
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