センター試験の化学Ⅰの演習問題を紹介しています。このページは,濃度の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学Ⅰ」~
問題情報
単元 | 濃度 |
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年度 | 2013年度 |
問題番号 | 化学Ⅰ-第1問-問3 |
配点 | 4 |
計算問題 | ○ |
難易度 | 普通 |
正解
③ 7.0
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解説
質量パーセント濃度とモル濃度の単位変換では,特に指示のない限り,溶液の体積を1Lとして考えるのがセオリーです。
1.溶液の質量を求める。
溶液の体積を1L(1000cm3)と設定しました。また,その密度は1.4g/cm3です。よって,次のようにして溶液の体積を求めることができます。
1000cm3 × 1.4g/cm3 = 1400g
2.溶質の質量を求める。
溶液の質量1400gのうち,質量パーセント濃度49%の分が溶質のH2SO4です。よって,次のようにして溶液の質量を求めることができます。
1400g × 0.49 = 686g
3.溶質の物質量を求める。
溶液の質量が分かりました。溶質である硫酸の分子量は,
H2SO4 = 1.0×2 + 32×1 + 16×4 = 98 なので,次のようにして溶質の物質量を求めることができます。
686g ÷ 98g/mol = 7.0mol
4.溶液のモル濃度を求める。
溶質の物質量が求められました。これは,溶液が1Lのときに含まれている溶質の物質量です。よって,次のようにして溶液のモル濃度を求めることができます。
7.0mol ÷ 1L = 7.0mol/L
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問題 | |
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