問題情報

単元ヘスの法則
年度2013年度
問題番号化学Ⅰ-第2問-問1
配点4
計算問題
難易度普通

正解

③ -131

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解説

 反応熱を求めるときは,問題で与えられた反応をすべて熱化学方程式で表して,連立方程式を解く要領で求めます。多くの場合,「化合物=単体と熱」に変形したものを,「化合物が2種類以上ある式」に代入して求めることができます。

   C(黒鉛) + H2O(気) = CO(気) + H2(気) + Q ・・・ (1)
   H2(気) + 1/2O2(気) = H2O(気) + 242kJ ・・・ (2)
   C(黒鉛) + 1/2O2(気) = CO(気) + 111kJ ・・・ (3)

   (2)より,H2O(気) = H2(気) + 1/2O(気) - 242kJ ・・・ (2)’
   (3)より,CO(気) = C(黒鉛) + 1/2O2(気) - 111kJ ・・・ (3)’

 (2)’と(3)’を(1)に代入してQについて解くと,Q = -131kJ

 ちなみに,加減法では (1)+(2)-(3) で求めることができます。

 また,(1)について,(生成物の生成熱の総和)-(反応物の生成熱の総和)で求めることもできます。このとき,単体の生成熱は0kJ/molです。

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