センター試験の化学Ⅰの演習問題を紹介しています。このページは,高分子化合物の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学Ⅰ」~
問題情報
単元 | 高分子化合物 |
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年度 | 2013年度 |
問題番号 | 化学Ⅰ-第4問-問4 |
配点 | 3 |
計算問題 | × |
難易度 | 普通 |
正解
① ポリ塩化ビニルは,塩化ビニルの縮合重合により生成する。
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解説
2008年度の第4問-問1の類題ですが,詳しくは化学Ⅱで学習する内容です。化学Ⅰでは軽く触れられている程度なので,文系の受験生は戸惑ったかもしれません。
① ポリ塩化ビニルは,二重結合をもつ物質です。付加反応により重合してポリ塩化ビニルが生成します。よって,縮合重合ではなく付加重合です。
② 上記のように,ポリ塩化ビニルはC-Cl結合をもっています。
③ ポリ塩化ビニルは熱を加えると軟らかくなって(熱可塑性),成型しやすくなります。
④ ナイロン66(6,6‐ナイロン)は,ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の縮合重合により得られます。ちなみに,名称の数字は原料のアミンの炭素数とカルボン酸の炭素数です。
⑤ ナイロン66は,合成繊維としてストッキングなどに利用されています。
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問題 | |
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