センター試験の化学Ⅰの演習問題を紹介しています。このページは,エステル化の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学Ⅰ」~
問題情報
単元 | エステル化 |
---|---|
年度 | 2013年度 |
問題番号 | 化学Ⅰ-第4問-問7 |
配点 | 4 |
計算問題 | ○ |
難易度 | 普通 |
正解
③ 50
スポンサーリンク
解説
ここ数年よく出題されている,有機化合物の反応における量的関係の問題です。酢酸CH3COOHとエタノールC2H5OHから酢酸エチルCH3COOC2H5を得る反応(エステル化)を化学反応式で表すと次のようになります。
CH3COOH + C2H5OH → CH3COOC2H5 + H2O
この反応式の係数から,1molの酢酸エチルを得るためには酢酸とエタノールが1molずつ必要だということが分かります。
酢酸エチルの分子量がCH3COOC2H5=C4H8O2= 12×4 + 1.0×8 + 16×2 = 88なので,得られた酢酸エチル88gの物質量は,88g ÷ 88g/mol = 1.0mol です。
酢酸エチル1.0molを得るためには酢酸も1.0molが必要です。つまり,酢酸2.0molのうち,1.0molが酢酸エチルに変化したということになります。この質量百分率は次のように求めることができます。
× 100 = 50%
スポンサーリンク
問題 | |
---|---|
ワードファイル |