センター試験の化学基礎の演習問題を紹介しています。このページは,pHの解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学基礎」~
問題情報
年度 | 2015年度 |
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試験 | 本試験-化学基礎 |
問題 | 第2問-問5 |
単元 | pH |
配点 | 3点 |
計算問題 | × |
難易度 | 普通 |
正解
② ア > ウ > イ
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解説
塩の水溶液の液性は,塩の加水分解を考えます。
塩を生じる中和反応を考えて,元の酸・塩基を判断し,それらの強弱を比較することで,塩の水溶液の液性がわかります。
CH3COOH + NaOH → CH3COONa + H2O
⇒ CH3COONaは,CH3COOH(弱酸)とNaOH(強塩基)の塩
⇒ 塩基の方が強いので,CH3COONa水溶液は塩基性。
HCl + NH3 → NH4Cl
⇒ NH4Clは,HCl(強酸)とNH3(弱塩基)の塩
⇒ 酸の方が強いので,NH4Cl水溶液は酸性。
HCl + NaOH → NaCl + H2O
⇒ NaClは,HCl(強酸)とNaOH(強塩基)の塩
⇒ 酸・塩基の強さが等しい正塩なので,NaCl水溶液は中性。
pHは,酸性で小さく塩基性で大きいので,
ア CH3COONa水溶液 > ウ NaCl水溶液 > イ NH4Cl水溶液
の順になります。
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