センター試験の化学Ⅰの演習問題を紹介しています。このページは,分子の数,原子を構成する粒子の数の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学Ⅰ」~
問題情報
単元 | 分子の数,原子を構成する粒子の数 |
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年度 | 2014年度 |
問題番号 | 化学Ⅰ-第1問-問1 |
配点 | a-3,b-3 |
計算問題 | ○ |
難易度 | 普通 |
正解
a ① 水
b ④ 3:4
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解説
a 分子の数は「物質量〔mol〕×アボガドロ定数〔/mol〕」で求めることができますが,今回のセンター試験ではアボガドロ定数は与えられていません。ただ,大小関係を比較するだけならば,物質量〔mol〕を比較することで可能です。
物質量〔mol〕は,質量をw,分子量をMとおくと,で求めることができます。
質量は1gで固定されていますので,分子量Mが小さい物質ほどその物質量〔mol〕が大きくなります。よって,分子量が最も小さい水H2Oの物質量〔mol〕が最も大きく,分子の数も最も多くなります。
b 炭素原子であれば,陽子の数は6個です。
また,「質量数=陽子の数+中性子の数」なので,質量数14の炭素原子は14-6=8より,中性子8個を含んでいます。
よって,陽子の数:中性子の数=6:8=3:4 です。
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問題 | ![]() |
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