センター試験の化学Ⅰの演習問題を紹介しています。このページは,質量パーセント濃度とモル濃度の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学Ⅰ」~
問題情報
単元 | 質量パーセント濃度とモル濃度 |
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年度 | 2014年度 |
問題番号 | 化学Ⅰ-第1問-問4 |
配点 | 4 |
計算問題 | ○ |
難易度 | 普通 |
正解
④ 1.0
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解説
モル濃度を求めるためには,溶液の体積〔L〕と溶質の物質量〔mol〕が必要です。このうち,希硫酸の体積は500mL,つまり0.50Lと与えられています。
溶質としてのHClの物質量〔mol〕を求めるために,その質量〔g〕と分子量36.5から計算します。
希釈前の塩酸の質量は50gで,そのうちの36.5%がHClです。よって,次式でHClの質量〔g〕を表すことができます。ちなみに,次の計算を見越して,掛け算をせずに残しています。
50g×=0.50×36.5〔g〕
物質量〔mol〕は,質量をw〔g〕,分子量をMとおくと,で求めることができます。よって,HClの物質量〔mol〕を次のように求めることができます。
=0.50〔mol〕
この希塩酸は,0.50L中に0.50molの溶質を含んでいますので,モル濃度〔mol/L〕は,=1.0mol/L です。
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問題 | ![]() |
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