センター試験の化学の演習問題を紹介しています。このページは,平衡移動の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学」~
問題情報
年度 | 2016年度 |
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試験 | 本試験-化学 |
問題 | 第2問-問5 |
単元 | 平衡移動 |
配点 | 4点 |
計算問題 | × |
難易度 | 難しい |
正解
④ a:b 2:1 Qの正負 負
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解説
図1より,Xの減少量:Yの増加量 = 2:1 なので,化学反応式の係数比もa:b=2:1 です。
温度による平衡移動は,仮定を立てて確認し,その仮定に合うかどうかで判断するのがいいでしょう。
T1からT2に温度を上げると,温度が下がるように平衡移動します。仮にQが正の値だとすると,右向きの反応が発熱反応(温度が上がる)なので,左に平衡移動することになります。左に平衡移動すると,Xの物質量〔mol〕は増加するはずです。
しかし,図1の結果Ⅰと結果Ⅱを比べると,温度の高い結果Ⅱの方がXの物質量〔mol〕は小さくなっています。これは,Qが正の値だという仮定が間違っていたということです。
Qが負の値だと仮定すると,結果と合致します。
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問題 | |
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