センター試験の化学基礎の演習問題を紹介しています。このページは,気体の製法と検出の解説です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学基礎」~
問題情報
年度 | 2016年度 |
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試験 | 本試験-化学基礎 |
問題 | 第1問-問6 |
単元 | 気体の製法と検出 |
配点 | 3点 |
計算問題 | × |
難易度 | 難しい |
正解
⑦ ふたまた試験管の使い方 : イ
気体捕集法 : エ
石灰水の変化 : 白濁する
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解説
ふたまた試験管は,主に固体試料と液体試料を反応させるときに用います。反応を一時停止する場合,ふたまた試験管を傾けて液体を他方に流すことで,固体試料と液体試料を分離します。このときに「くびれ」が固体試料をせき止める役割を果たします。そのため,固体試料を「くびれ」がある方に入れておきます。
この実験で発生する気体は,二酸化炭素CO2です。
CaCO3 + 2HCl → CaCl2 + H2O + CO2
二酸化炭素(分子量44)は空気よりも重い気体(空気の見かけの分子量28.8との比較)なので下方置換で捕集します。
また,二酸化炭素を石灰水(水酸化カルシウムCa(OH)2の飽和水溶液)に通じると,水に溶けにくい炭酸カルシウムCaCO3が生じて白濁します。
Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3 + H2O
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