2017年度センター試験の化学基礎の演習問題を紹介しています。このページは,酸化還元反応式の係数の問題です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学基礎」~
問題情報
年度 | 2017年度 |
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試験 | 本試験-化学基礎 |
問題 | 第2問-問6 |
単元 | 酸化還元反応式の係数 |
配点 | 3点 |
計算問題 | × |
難易度 | 普通 |
問題
必要があれば,原子量は次の値を使うこと。 H 1.0 He 4.0 C 12 O 16 Na 23 Cl 35.5 Ca 40 |
MnO4-は,中性または塩基性水溶液中では酸化剤としてはたらき,次の反応式のように,ある2価の金属イオンM2+を酸化することができる。
MnO4- + aH2O + be- → MnO2 + 2aOH-
M2+ → M3+ + e-
これらの反応式から電子e-を消去すると,反応式全体は次のように表される。
MnO4- + cM2+ + aH2O → MnO2 + cM3+ + 2aOH-
これらの反応式の係数bとcの組合せとして正しいものを,次の①~⑥のうちから一つ選べ。
b | c | |
① | 2 | 1 |
② | 2 | 2 |
③ | 2 | 3 |
④ | 3 | 1 |
⑤ | 3 | 2 |
⑥ | 3 | 3 |
⑥ b 3 c 3 【1つ目の式の酸素原子数に注目すると,4+a=2+2a より,a=2 です。 次に,1つ目の式の電荷に注目すると,-1-b=-4 より,b=3 です。 2つ目の式を3倍して1つ目の式と足し合わせることで,3つ目の式になります。これにより,c=3 となります。】 |
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