センター試験の化学Ⅰの演習問題を紹介しています。このページは,エタノールの脱水反応の問題です。
高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学Ⅰ」~
問題情報
単元 | エタノールの脱水反応 |
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年度 | 2014年度 |
問題番号 | 化学Ⅰ-第4問-問5 |
配点 | a‐3,b‐3 |
計算問題 | × |
難易度 | 普通 |
問題
図2のような装置を組み,濃硫酸にエタノールを滴下して約170℃で反応させ,発生した気体を試験管に水上置換で捕集した。下の問い(a・b)に答えよ。
a 実験方法および捕集した気体に関する記述として下線部が適当でないものを,次の①~⑤のうちから一つ選べ。
① 温度計の球部を濃硫酸中に入れるのは,正確な反応温度を知るためである。
② 水上置換で捕集できるのは,発生する気体が水に溶けにくいからである。
③ 捕集した気体は,平面構造をもつ分子である。
④ 捕集した気体を触媒を用いて酸化することにより,アセトアルデヒドを合成できる。
⑤ 捕集した気体は,触媒を用いて3分子を重合させると,ベンゼンになる。
b 実験中に反応温度を130~140℃に下げたところ,捕集する試験管内の水面に油滴が浮いた。この油滴に関する記述として最も適当なものを,次の①~⑤のうちから一つ選べ。
① 試験管に移動した原料のエタノールである。
② エタノールが濃硫酸により酸化されたアルデヒドである。
③ エタノールが濃硫酸により酸化されたカルボン酸である。
④ エタノール1分子から,水1分子がとれた化合物である。
⑤ エタノール2分子から,水1分子がとれて縮合した化合物である。
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正解・解説 | ![]() |
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